タンザニア国豆知識その4~主食の「ウガリ」って?
ケニアやタンザニアなどアフリカ東部ではウガリ(Ugali)という名の食べ物が主食として愛されています。ウガリは、トウモロコシ粉やキャッサバ粉などを練って作った食べ物で、ほぼ無味、蒸しパンに似た食感で、適量を手でちぎり丸めて伸ばして、シチューなどに浸したり、炒め物をのせたりして食べるのが一般的です。

こちらの写真の左上の白い食べ物がウガリです。確かにそれ自体に味はありませんが、料理と一緒に食べると白いご飯のような感覚で食事ができて、おなかにもたまる、まさに主食です。レストランでは、お米のライスまたはウガリをチョイスできます。
ウガリは、トウモロコシの粉などを沸騰したお湯に入れて混ぜ、加熱しながら水分を飛ばして、ある程度の硬さになるまで木のへらを使って何度も練って作ります。
燃料調査のために某大学のカフェテリアの厨房にお邪魔したときに、ウガリ作りを見せてもらいました。その様子がこちらです。
家庭ではお母さんが鍋を火にかけて作るのでしょうが、たくさんの量を作るにはダイナミックに練り上げるたいへんな作業になりますね。
ところで、ウガリは「センベ」と「ドナ」の2種類があり、センベはトウモロコシの粒の種皮や糠となる部分を取り除いた真っ白な粉を使って作ったなめらかなウガリ、ドナは全粒穀物を丸ごと挽いた粉を使ったちょっと黄色っぽいが栄養価が高いウガリ(※1)。センベとドナの違いは白米と玄米の違いのようなもののようです。先の動画で作っていたウガリの種類を尋ねたら、これはドナだ、という答えでした。
(中小企業診断士 米屋正宏)
<注記>
(※1)栗田和明、根本利通編著、明石書店「タンザニアを知るための60章」より
