チュニジアってどんな国?
チュニジアは、アフリカ大陸の北部に位置し、地中海に面しており、西にアルジェリア、南東にリビアと国境を接する国です。面積はおよそ日本の5分の2、人口は日本の約10分の1です。
民族の大半はアラブ人で、公用語はアラビア語、国民の間では広くフランス語が使用されています。チュニジアは、2011年の「アラブの春」の発祥地であり、民主化運動に成功した唯一の国とも言われています。
チュニジアは観光地としても知られ、街並み保存区域として指定され、青の窓枠と白壁、ジャスミンやミモザ、ブーゲンビリアなどの花々と相まって色鮮やかで美しい「シディ・ブ・サイド」や、今から2000年以上前に海洋民族フェニキア人によって建設され、かつては地中海一帯を支配した都市の遺跡「カルタゴ遺跡」などが有名です。
2022年8月には第8回アフリカ開発会議(TICAD8)がチュニジアで開催され、アフリカ開催としては、2016年のケニアに次ぐ2カ国目となりました。
チュニジアは低・中所得国に位置付けられており、昨今では、地域間経済格差の解消や雇用創出、コロナで影響を受けた経済回復、気候変動の影響等による水や電力の安定供給などの経済社会的な課題も多く抱えています。
このブログでは、チュニジアの経済や生活などについてお届けしていきます。
(中小企業診断士 小林千尋)